●主な種類
・インデックスファンド
株式市場の平均価格を表す指標の日経平均やTOPIXなどと、同じ値動きを目指した運用をする投資信託です。そのため他の投資信託に比べてコストが安いです。
将来の為に持ち続ける資産向けです。なぜなら、長期になれば複利効果が増すのと、株式市場は長期的に見れば右肩上がりの成長を続けているため、元本割れの危険が低くなるからです。
・アクティブファンド
インデックスファンドとは逆に、市場の平均価格を上回ることを目指した運用をする投資信託です。
利益を狙って積極的に運用をする分、リスクも高くなります。
株式市場の平均価格を上回り続ける事は難しいため、長期投資には向いていません。
・MMF
国内外の公社債(国や地方公共団体、企業などが投資家から資金を借入れる際に発行する借用証書)や短期の金融商品を中心に運用をする投資信託です。
短期性の債券を中心に運用し、株式を組入れないため安全性が高く、元本保証はありませんが元本割れをほとんどしません。
30日以内に解約すると手数料(約0.1%)がかかりますが、それ以降は引き出し手数料がかかりません。
小額からの投資ができます。
・MRF
証券総合口座専用の投資信託です。
証券会社に口座を作る時に、MRFの申し込みを聞かれる場合と、自動的に申し込みがされる場合があります。
入金や株の売却などで口座に現金が出来ると、自動的にMRFで運用されます。
MMF同様、国内外の公社債や短期の金融商品を中心に安全な運用がされます。
元本保証はありませんが、元本割れになることはほとんどありません。
MMFと違い、30以内でも解約手数料がかかりませんが、MMFより少し利回りが悪いです。
MMFが1ヶ月定期で、MRFが普通預金といった感じです。
普通預金よりも少し利回りが良いです。
・ETF
専門家に運用を任せる点では他の投資信託と同じですが、ETFは証券取引所で取引されます。
日経平均やTOPIXなどの株価指数と同じ値動きを目的とした運用をする投資信託です。
株の投資と違って低価格で購入する事ができます。
TOPIXに連動したETFを購入すれば、東証一部上場の企業全てに投資しているようなものです。分散投資するのでリスクを減らす事が出来ます。
株のように投資家が直接ETFの売買を行うので、運用コストは他の投資信託(インデックスファンドを含む)に比べて安くなっています。